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2023年8月1日（火）～2日（水）、ツインメッセ静岡にて「第18回 若年者ものづくり競技大会」が開催され、アビリカも参加いたしました。この大会は、厚生労働省及び中央職業能力開発協会主催の技能競技大会であり、15職種の内、「機械製図(CAD)」職種の運営委員として、弊社は2018年から参加しています。

最近の日本の製造業の動向として、加工や組み立ての部分が海外へ移転するケースが増えています。しかし、設計や図面作りといったものづくりの核心部分は、日本製品の高い品質を維持するために絶対に欠かせない要素です。このような背景の中、日本国内での技術伝承の重要性が再認識されています。

高品質な設計と製図には製品の立体像を精緻に頭の中で構築する能力が必要不可欠。この能力を持つ技術者は、設計だけでなく製造部門においても大変な価値を持つ人材として位置づけられています。アビリカも、多数の設計や製図の「達人」を擁しており、お客さまからの「またお願いしたい」という信頼の声をいただいております。

当社の取り組みは、社内の技術継承だけに留まりません。歴史的な背景を持ち、技能グランプリや技能検定において数多くの優秀な技術者を輩出してきました。さらに、技能検定委員や「若年者ものづくり競技大会」の競技委員としての活躍も見逃せません。この大会は、職業能力開発施設、工業高等学校等で技能を習得中の原則20歳以下の企業等に就職していない若年者に対して技能レベルを競う場を提供することにより、これら若年者に目標を付与し、技能を向上させることにより就業促進を図り、併せて若年技能者の裾野の拡大を図ることを目的としています。これらの堅実な技術研鑽の取り組みが、当社の確固たる信頼の基盤を築いています。特に、過去の大会での役職についても多数経験があり、2023年（静岡）での競技委員／補佐員や、2022年（広島）での競技委員／補佐員などをはじめとする実績があります。今回の「若年者ものづくり競技大会」においても、協賛企業として、さらに競技委員として、当社はこの大会を全力で支えてまいりました。私たちの技術と情熱を次世代に伝えるため、日々努力してまいります。

【参照サイト】中央職業能力開発協会　若年者ものづくり競技大会